AIリテラシー検定 基礎から学ぶAI入門|KLCオンライン検定

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AIリテラシー検定
基礎から学ぶAI入門

AI・生成AIの基礎知識から、AIの仕組み、活用方法、安全な利用、著作権、個人情報、フェイク情報、AI倫理まで、
AIリテラシー検定の出題範囲を体系的に学べる検定対策ページです。

受験は無料です。合格後、希望される方のみ有料でPDF認定証を発行できます。

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AIリテラシーとは何か

AIリテラシーとは、AIをただ使えることではありません。
AIの特徴、仕組み、限界、リスクを理解し、必要に応じて情報を確認しながら、安全かつ適切に活用する力のことです。

生成AIは、文章作成、要約、翻訳、画像生成、アイデア出し、資料作成などに役立ちます。
一方で、誤情報を出す、著作権や個人情報の問題が起きる、フェイク情報の作成に悪用されるなどのリスクもあります。

AIリテラシー検定では、AIを便利な道具として活用しながらも、AIの回答をそのまま信じず、自分で確認・判断できる基礎力を確認します。

この検定で特に大切な考え方

  • AIは便利だが、万能ではない
  • AIの回答は必ず正しいとは限らない
  • AIは人間と同じように考えているわけではない
  • 個人情報や機密情報を安易に入力しない
  • 著作権や利用規約を確認する
  • フェイク情報や誤情報を見分ける意識を持つ
  • AIの利用に関する判断や責任は、人や組織が担う

Chapter 01

AI・生成AIの基礎理解

この章では、AIとは何か、生成AIとは何か、AIの主な種類や使われ方、
身近なAIの例、AIが得意なこと・苦手なことを学習します。
現在AIを利用するうえで必要な基礎知識を身につけることが目的です。

この章で学ぶ内容

  • AI(人工知能)とは何か
  • 生成AIとは何か
  • AIの主な種類・使われ方
  • 文章・画像・音声・動画を生成するAI
  • 身近なAIの例
  • AIでできること
  • AIが苦手なこと・人による確認が必要なこと

AIとは何か

AIは「Artificial Intelligence」の略で、日本語では「人工知能」と呼ばれます。
画像や音声を認識する、データを分類する、将来の傾向を予測する、文章や画像を生成するなど、
人が行ってきたさまざまな情報処理をコンピューターで行う技術の総称です。

AIにはさまざまな仕組みがありますが、現在広く利用されているAIの多くは、
データから特徴や傾向を学び、その結果をもとに認識・分類・予測・生成などを行います。

覚えておきたいこと

現在一般に利用されているAIは、人間と同じように物事を理解したり、感情を持って判断したりしているわけではありません。
自然で人間らしい文章を返していても、その内容が正しいとは限りません。

AIの主な種類・使われ方

AIは用途によってさまざまな形で使われています。
この検定では、代表的な働きとして「認識」「分類」「予測」「生成」の違いを理解しておきましょう。
なお、実際のAIサービスでは複数の働きを組み合わせている場合もあります。

認識

画像・顔・音声・文字などの特徴を読み取り、何が含まれているかを捉えます。顔認証や音声認識などが例です。

分類

データの特徴をもとに、あらかじめ決められた種類へ分けます。迷惑メール判定などが例です。

予測

過去のデータや現在の状況から、将来の数値や可能性などを予測します。需要予測などが例です。

生成

利用者の指示などをもとに、文章・画像・音声・動画などの新しい内容を作ります。

生成AIとは何か

生成AIとは、利用者から入力された指示や質問などをもとに、
文章、画像、音声、動画、プログラムなどの内容を生成するAIです。
質問への回答だけでなく、文章の下書き、要約、翻訳、アイデア出しなどにも利用されています。

文章生成AI

質問への回答、メールや案内文の下書き、要約、言い換え、翻訳などに利用できます。

画像生成AI

文章で指定した内容をもとに、イラストや画像を生成します。

音声生成AI

文章などをもとに、読み上げ音声などを生成します。

動画生成AI

文章や画像などをもとに、動画を生成します。

身近なAIの例

顔認証

顔の特徴を認識し、スマートフォンのロック解除などに利用されます。

おすすめ表示

過去の利用状況などをもとに、動画・音楽・商品などを提案します。

迷惑メール判定

メールの特徴をもとに、迷惑メールか通常のメールかを分類します。

翻訳

文章や音声の内容を別の言語へ変換します。

需要予測

過去の販売実績などから、今後の販売数や需要の傾向を予測します。

生成AI

文章、画像、音声などを、利用者の指示に応じて生成します。

AIでできること

  • 大量のデータから特徴や傾向を見つける
  • 画像・音声・文字などを認識する
  • データを分類したり、傾向を予測したりする
  • 文章の下書き、要約、翻訳、言い換えを行う
  • 文章・画像・音声・動画などを生成する
  • 複数のアイデアや候補を出す

AIが苦手なこと・注意が必要なこと

  • 回答する内容が常に事実として正しいとは限らない
  • 検索機能などを利用できない場合、最新情報を把握していないことがある
  • 検索機能を利用していても、情報の読み違いや要約の誤りが起こることがある
  • 人の感情や事情、場面の背景を正確に理解できるとは限らない
  • 法律・医療・契約など、重要な判断をAIの回答だけで決めるべきではない
  • 出力された内容の正しさや利用してよい内容かどうかは、人が確認する必要がある

ミニ確認問題

Q1. 次のA~DはAIの利用例です。処理内容の組み合わせとして正しいものはどれですか。
A:顔の特徴を読み取り本人か確認する
B:メールを迷惑メールと通常メールに分ける
C:過去の販売実績から来月の販売数を見積もる
D:商品の特徴を指定して紹介文を作る

  1. A=認識、B=分類、C=予測、D=生成
  2. A=分類、B=認識、C=生成、D=予測
  3. A=認識、B=予測、C=分類、D=生成
  4. A=生成、B=分類、C=予測、D=認識
答えを見る

正解:1
Aは認識、Bは分類、Cは予測、Dは生成の例です。

Q2. 生成AIについての説明として、誤っているものはどれですか。

  1. 文章や画像などの新しい内容を生成できる
  2. 質問への回答だけでなく、要約や翻訳にも利用できる
  3. 自然で詳しい回答が生成されても、内容が事実として正しいとは限らない
  4. 文章生成AIが出した回答は、元の情報をそのまま表示したものなので内容の確認は必要ない
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正解:4
生成AIは回答文を生成するため、元の情報をそのまま表示しているとは限りません。内容の確認が必要です。

Q3. AIが得意なこと・注意が必要なことについて、正しい組み合わせはどれですか。

  1. 得意:大量データの処理やパターンの発見 / 注意:回答内容が常に正しいとは限らない
  2. 得意:重要な法律判断を最終決定する / 注意:文章を短く要約する
  3. 得意:相手の感情や事情を完全に理解する / 注意:画像を認識する
  4. 得意:情報の真偽を自動的に保証する / 注意:複数のアイデアを出す
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正解:1
AIは大量処理やパターンの発見などに役立ちますが、出力内容の正しさは人が確認する必要があります。

Chapter 02

AIの仕組みと限界

この章では、AIがどのようなデータをもとに処理を行うのか、
生成AIが文章をどのように作るのか、なぜ誤った回答が生まれるのかを学習します。
難しい技術用語の暗記よりも、AIの回答をどのように受け止めるべきかを理解することが重要です。

この章で学ぶ内容

  • 学習データとは何か
  • データから特徴や傾向を学ぶ仕組み
  • 生成AIが予測しながら文章を生成する仕組み
  • トークンとは何か
  • ハルシネーション
  • AIが間違える主な理由
  • 学習データの偏りとバイアス
  • AIの限界と回答の確認方法

学習データとは

AIが特徴や傾向を学ぶために利用するデータを「学習データ」と呼びます。
文章を扱うAIでは文章データ、画像を扱うAIでは画像データ、音声を扱うAIでは音声データなどが利用されます。

AIの性能や回答の傾向は、学習したデータの量だけでなく、内容や質にも影響されます。
データに誤り、古い情報、偏りなどが含まれていると、AIの出力にもその影響が現れることがあります。

AIはデータから特徴や傾向を学ぶ

現在広く使われている機械学習型のAIでは、
人がすべての判断ルールを一つずつ指定するのではなく、データから特徴や規則性を学習します。
学習した結果をもとに、新しいデータの認識・分類・予測などを行います。

生成AIは予測しながら文章を作る

文章生成AIは、大量の文章データから言葉のつながりやパターンを学習しています。
入力された文章や会話の流れをもとに、次に続く可能性の高い「トークン」を予測し、その処理を繰り返して文章を生成します。

トークンは、AIが文章を処理するときの細かな単位です。
単語そのものだけでなく、文字の一部や記号などが一つのトークンになる場合もあります。

文章が自然でも、事実とは限らない

生成AIは、文章として自然につながる内容を生成できます。
しかし、「文章として自然であること」と「内容が事実として正しいこと」は同じではありません。

ハルシネーションとは

ハルシネーションとは、AIが事実とは異なる内容や、実際には存在しない内容を、
もっともらしく生成してしまう現象です。
存在しない制度、人物、書籍、論文、URLなどを具体的に示すこともあります。

AIが間違える主な理由

  • 学習データに誤りや古い情報が含まれている場合がある
  • 学習データに偏りがある場合がある
  • 質問や指示が曖昧で、必要な条件が不足している場合がある
  • 生成AIが不足している情報を推測して文章を補う場合がある
  • 検索機能や外部資料を利用できず、必要な最新情報を確認できない場合がある
  • 検索した情報や与えられた資料の内容を、誤って読み取ったり要約したりする場合がある

学習データの偏りとバイアス

バイアスとは「偏り」のことです。
AIが学習したデータに特定の属性・地域・年代・考え方などの偏りがあると、
AIの判断や回答にも偏りが現れる場合があります。

例えば、ある集団のデータが十分に含まれていなければ、
その集団についての判定精度が低くなったり、不公平な結果につながったりする可能性があります。

AIの限界

  • 回答が自然でも、事実として正しいとは限らない
  • 最新情報を常に把握しているとは限らない
  • 与えられていない情報を推測して補う場合がある
  • 学習データや入力内容の偏りに影響される場合がある
  • 同じ質問でも、条件やモデルなどによって回答が変わる場合がある
  • 重要な判断の責任をAIそのものに負わせることはできない

AIの回答を確認する

AIの回答を利用するときは、内容の重要性に応じて確認が必要です。
特に、法律、医療、税金、契約、行政手続き、申請期限、最新ニュースなど、
間違いが大きな影響につながる情報は、回答だけで判断しないようにしましょう。

確認するときのポイント

  • 情報の発信元や出典を確認する
  • 政府・自治体・企業などの公式情報を確認する
  • 法令の原文や研究の原著論文など、元になった情報を確認する
  • 情報がいつのものか日付を確認する
  • 必要に応じて複数の情報源を比較する
  • 専門的な判断が必要な場合は専門家へ確認する

一次情報とは

一次情報とは、情報の発信元にあたる情報です。
例えば、法令の原文、政府・自治体の公式発表、企業の公式発表、研究の原著論文などがあります。
AIの回答やまとめ記事だけでなく、必要に応じて元になった情報を確認することが重要です。

ミニ確認問題

Q1. 学習データについての説明として、誤っているものはどれですか。

  1. 学習データの内容や質は、AIの出力に影響することがある
  2. 学習データに偏りがあると、AIの判断や回答にも偏りが現れる場合がある
  3. 学習データに古い情報が含まれていると、現在とは異なる内容を回答する場合がある
  4. 十分な量の学習データを使用すれば、データの誤りや偏りの影響は必ずなくなる
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正解:4
データ量が多くても、内容に誤りや偏りがあれば、その影響がなくなるとは限りません。

Q2. 次の用語と説明の組み合わせとして正しいものはどれですか。

  1. ハルシネーション=事実ではない内容をもっともらしく生成する現象 / バイアス=データや判断に生じる偏り
  2. ハルシネーション=学習データの偏り / バイアス=次のトークンを予測する処理
  3. ハルシネーション=文章を細かな単位へ分けること / バイアス=実在しない情報を生成すること
  4. ハルシネーション=情報源を確認すること / バイアス=AIが文章を要約すること
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正解:1
ハルシネーションは事実ではない内容をもっともらしく生成する現象、バイアスは偏りを指します。

Q3. 元の会議録には「現在の料金から10%値上げする案が出された。実施時期や値上げ率は次回の会議で引き続き検討する」と書かれています。
生成AIの要約には「現在の料金から10%値上げすることが決定した」と書かれていました。
この要約の問題点として正しいものはどれですか。

  1. 検討中の案を、決定した内容に変えている
  2. 元の文章より短くまとめている
  3. 「現在の料金」という言葉を残している
  4. 値上げ率の数字を文章に含めている
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正解:1
「検討する」と「決定した」では意味が異なります。要約では重要な条件や結論が変わっていないか確認する必要があります。

Chapter 03

AIの活用とプロンプト

この章では、文章生成、要約、翻訳、画像生成、音声認識などの活用方法と、
AIへ分かりやすく指示を出すためのプロンプトの考え方を学習します。
AIに任せる部分と、人が確認・判断する部分を分けて考えることが重要です。

この章で学ぶ内容

  • 文章生成の活用
  • 要約の活用と確認
  • 翻訳の活用と確認
  • 画像生成の活用
  • 音声認識の活用
  • プロンプトとは何か
  • 条件が伝わる指示の出し方
  • 業務や学習での活用方法

文章生成

生成AIは、メール、案内文、報告書、企画案、説明文などの下書き作成に利用できます。
最初から完成品として使うのではなく、目的や相手に合っているか、事実関係に誤りがないかを確認して利用します。

要約

長い文章から要点を取り出し、短く整理する作業にもAIを利用できます。
ただし、重要な条件が抜けたり、「検討中」が「決定済み」のように意味が変わったりする場合があります。
元の文章と照らし合わせて確認することが大切です。

翻訳

AIは文章を別の言語へ翻訳する用途にも利用できます。
一般的な文章では便利ですが、固有名詞、専門用語、契約条件、数値、否定表現などが正しく訳されているか確認が必要です。

画像生成

画像生成AIは、文章で指定した内容をもとにイラストや画像を生成できます。
広告、資料、イメージ作成などに利用できますが、公開・商用利用するときは、
サービスの利用規約や既存作品・ロゴ・実在人物などとの関係にも注意が必要です。

音声認識

音声認識は、人が話した音声を認識して文字へ変換する技術です。
会議の文字起こし、字幕作成、音声入力などに利用できます。
人名、専門用語、数字、聞き取りにくい箇所などは誤認識されることがあるため、必要に応じて元の音声と確認します。

プロンプトとは

プロンプトとは、生成AIへ入力する指示や質問のことです。
「何を作りたいのか」「誰向けなのか」「どのような条件があるのか」を具体的に伝えることで、
希望に近い回答を得やすくなります。

条件が伝わるプロンプト

  • 目的を伝える
  • 対象者を伝える
  • 含めてほしい内容を伝える
  • 文字数や長さを指定する
  • 箇条書き・表・文章など出力形式を指定する
  • 避けてほしい表現や条件があれば伝える
  • 必要に応じて例を示す
条件が少ない指示 条件が伝わる指示
生成AIについて説明してください。 AIを初めて学ぶ高校生向けに、生成AIとは何かを300文字程度で説明してください。専門用語を使う場合は簡単な説明を付けてください。
この文章をまとめてください。 この文章を、重要な決定事項・検討中の事項・期限の3項目に分けて箇条書きで要約してください。元の文章にない内容は補わないでください。

業務で利用するとき

AIは文章の下書き、情報整理、アイデア出しなどの補助に利用できます。
ただし、会社の利用ルール、入力してよい情報、出力内容の確認方法などを守る必要があります。
AIを使ったこと自体ではなく、最終的にどの内容を利用・公開するかを人が判断します。

学習で利用するとき

AIは、分からない用語の説明、練習問題の作成、文章の要約、学習計画の整理などに利用できます。
一方、課題やレポートでの利用方法は学校・授業・課題ごとに異なるため、決められたルールを確認する必要があります。
AIの回答をそのまま提出するだけでは、自分で考えたり確認したりする学習にならない場合があります。

AIの出力は利用前に確認する

  • 事実関係や数値に誤りがないか
  • 元の文章や資料と意味が変わっていないか
  • 目的や対象者に合った内容になっているか
  • 個人情報や機密情報など、不適切な情報が含まれていないか
  • 著作権や利用規約など、利用してよい内容か

ミニ確認問題

Q1. 新入社員向けの説明文を生成AIで作ります。条件は「AI初心者向け」「生成AIとは何かを説明」「300文字程度」「3つの項目に分ける」「専門用語には簡単な説明を付ける」です。
次のうち、条件をすべてAIへ伝えているプロンプトはどれですか。

  1. AI初心者の新入社員向けに、生成AIとは何かを300文字程度で説明してください。3つの項目に分け、専門用語を使う場合は簡単な説明も付けてください。
  2. AI初心者の新入社員向けに、生成AIとは何かを300文字程度で説明してください。専門用語には簡単な説明を付けてください。
  3. 新入社員向けに、生成AIとは何かを3つの項目に分けて説明してください。専門用語には簡単な説明を付けてください。
  4. AI初心者の新入社員向けに、生成AIとは何かを300文字程度で3つの項目に分けて説明してください。
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正解:1
1だけが、対象者・内容・長さ・構成・専門用語の扱いというすべての条件を含んでいます。

Q2. AIの活用方法についての説明として、誤っているものはどれですか。

  1. 要約を利用するときは、重要な条件や結論が元の文章から変わっていないか確認する
  2. 翻訳を利用するときは、固有名詞・専門用語・数値などが正しく訳されているか確認する
  3. 音声認識による文字起こしでは、人名や専門用語などが誤認識される場合がある
  4. 文章生成では目的や対象者を細かく伝えるほど必ず正しい事実だけが出力される
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正解:4
条件を具体的に伝えると希望に近い回答を得やすくなりますが、事実として正しいことが保証されるわけではありません。

Q3. 次の用語と処理の組み合わせとして正しいものはどれですか。

  1. 要約=長い文章の要点を整理する / 翻訳=別の言語へ変換する / 音声認識=話した音声を文字に変換する
  2. 要約=別の言語へ変換する / 翻訳=話した音声を文字に変換する / 音声認識=文章を短く整理する
  3. 要約=話した音声を文字に変換する / 翻訳=文章を短く整理する / 音声認識=別の言語へ変換する
  4. 要約=画像を生成する / 翻訳=文章を分類する / 音声認識=需要を予測する
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正解:1
要約・翻訳・音声認識は、それぞれ異なる処理です。

Chapter 04

AI利用時の注意点と情報管理

この章では、AIを利用するときに扱う情報、著作権、誤情報やフェイク情報、
セキュリティ、利用マナーについて学習します。
「AIだから特別」というより、外部サービスへ情報を送ることや、生成した内容を利用・公開することの意味を考えることが重要です。

この章で学ぶ内容

  • 個人情報と機密情報
  • AIへ情報を入力するときの確認
  • 著作権とAI生成物
  • 著作権とサービスの利用規約の違い
  • AIによる誤情報
  • フェイク情報とディープフェイク
  • 情報の発信元・日付・根拠の確認
  • フィッシング・なりすましなどのセキュリティ
  • AIを利用するときのマナー

個人情報とは

個人情報には、氏名などによって特定の個人を識別できる情報のほか、
ほかの情報と容易に照合することで特定の個人を識別できる情報や、個人識別符号を含む情報などがあります。
住所、電話番号、顔写真、生年月日なども、内容や組み合わせによって個人を特定する情報になります。

機密情報とは

機密情報は、会社・学校・団体などが外部へ公開しないよう管理している情報です。
顧客情報、契約内容、未公開の企画、売上情報、人事情報、取引先から預かった情報などが含まれることがあります。

認証情報も入力しない

パスワード、認証コード、秘密鍵、APIキーなどは、サービスやシステムへアクセスするための重要な認証情報です。
個人情報かどうかだけで判断せず、AIを含む不要な外部サービスへ入力しないようにします。

AIへ情報を入力する前に確認すること

生成AIなどの外部サービスへ入力した内容は、そのサービスの提供者へ送信されます。
個人情報や機密情報を扱う場合は、単に「AIだから入力禁止」と考えるのではなく、
利用目的、会社や学校のルール、契約内容、サービスの利用規約・プライバシーポリシー、
入力データが学習やサービス改善などに利用されるかを確認することが重要です。

入力前に確認するポイント

  • 外部サービスへ送信してよい情報か
  • 個人情報・機密情報・認証情報が含まれていないか
  • 会社・学校などの利用ルールに反していないか
  • その情報を入力する必要があるか
  • サービス側で入力データがどのように扱われるか

著作権とは

著作権は、文章、画像、音楽、動画、イラストなどの著作物を創作した人に認められる権利です。
AIを利用していても、他人の著作物をどのように扱ってよいかという問題がなくなるわけではありません。

AI生成物と著作権

AIが生成した文章や画像であっても、既存の著作物との関係によっては著作権上の問題が生じる可能性があります。
「AIが作ったから自由に使える」と決めつけず、公開・配布・販売などを行う前に内容を確認します。

著作権と利用規約は別に確認する

AIサービスには、生成物の利用方法、商用利用、禁止される利用などについて独自の利用規約が設けられている場合があります。
著作権上の問題があるかどうかと、サービスの利用規約に反していないかどうかは別の確認事項です。

引用について

他人の文章などを「引用」として利用する場合は、出典を書くだけで自由に利用できるわけではありません。
公表された著作物であること、公正な慣行に合うこと、引用する目的に照らして正当な範囲であること、
引用部分と自分の文章が分かるようにすること、必要な出所を示すことなどの条件を確認する必要があります。

AIによる誤情報

AIが生成した情報には、事実とは異なる内容が含まれる場合があります。
特に、日付、料金、制度、法律、申請条件、人物名、書籍名、論文名など、
具体的な情報が書かれているからといって正しいとは限りません。

フェイク情報とディープフェイク

フェイク情報は、事実ではない情報や、事実の一部を歪めて誤解を与える情報などを指します。
生成AIによって文章・画像・音声・動画を作りやすくなったため、
本物の情報と見分けにくい内容が作成・拡散されることがあります。

AIなどを利用して、本物の人物が話したり行動したりしているように見せる偽の画像・音声・動画などは、
ディープフェイクと呼ばれます。

情報を確認するとき

  • 誰が発信している情報か確認する
  • 公式発表や元になった資料を確認する
  • 掲載日・更新日・対象年度を確認する
  • 画像や動画だけで本物と判断しない
  • ほかの信頼できる情報源と内容を比較する
  • 強い不安や怒りをあおり、急いで行動させる内容は慎重に確認する

フィッシングとなりすまし

フィッシングは、実在する企業やサービスなどを装ったメール・SMS・Webサイトなどを使い、
ID、パスワード、クレジットカード情報などを入力させて盗み取ろうとする手口です。
AIによって自然な文章や音声を作りやすくなっても、確認すべき基本は変わりません。

不審な連絡を受けたとき

  • メッセージ内のリンクをすぐに開かない
  • 公式アプリや自分で確認した公式サイトから状況を確認する
  • パスワードや認証コードを他人へ伝えない
  • 送信元の表示名だけで本物と判断しない

AI利用時のマナー

AIは、他人を傷つけるための道具として利用してよいものではありません。
誹謗中傷、差別的な内容、なりすまし、他人をだます目的のコンテンツ、
確認していないフェイク情報の拡散などにつながる使い方を避けます。
また、会社・学校・サービスごとに定められた利用ルールを守ることも必要です。

ミニ確認問題

Q1. 生成AIへ業務情報を入力するときの説明として、誤っているものはどれですか。

  1. 会社の利用ルールで入力が許可されている情報か確認する
  2. サービス側で入力データがどのように扱われるか確認する
  3. その情報を入力する必要があるか確認し、必要な範囲で利用する
  4. 有料の生成AIであれば、会社のルールやデータの取扱いを確認しなくても業務情報を入力できる
答えを見る

正解:4
有料か無料かだけで情報の取扱いを判断することはできません。組織のルールやサービス側の取扱いを確認します。

Q2. AI生成画像を会社の広告に利用するときの確認について、A・Bの説明はそれぞれ正しいですか。
A:利用しているAIサービスの規約で、生成画像の商用利用が認められているか確認する。
B:生成された画像が既存の著作物やロゴなどと問題になる内容になっていないか確認する。

  1. A・Bともに正しい
  2. Aは正しいが、Bは誤っている
  3. Aは誤っているが、Bは正しい
  4. A・Bともに誤っている
答えを見る

正解:1
サービスの利用規約と、著作権などの権利関係は別の確認事項なので、両方を確認する必要があります。

Q3. 次の用語と説明の組み合わせとして正しいものはどれですか。

  1. ディープフェイク=AIなどで本物のように見せた偽の画像・音声・動画 / フィッシング=偽サイトや偽メッセージなどで認証情報等を盗もうとする手口
  2. ディープフェイク=学習データの偏り / フィッシング=AIが事実と異なる回答を生成する現象
  3. ディープフェイク=文章を別の言語へ変換する技術 / フィッシング=画像から人物を認識する技術
  4. ディープフェイク=AIの利用規約 / フィッシング=著作物を引用する方法
答えを見る

正解:1
ディープフェイクとフィッシングは異なるリスクです。それぞれの意味を区別して覚えましょう。

Chapter 05

AIと社会・倫理

この章では、AIによって仕事や社会がどのように変わるのか、
AIへ頼りすぎることの問題、AIを公平・安全に利用するための考え方を学習します。
AIを使えることだけでなく、どの場面でどのように使うかを判断できることがAIリテラシーには重要です。

この章で学ぶ内容

  • AIと仕事・社会の変化
  • AIによる効率化と人の役割
  • AI依存
  • AI倫理
  • 公平性とバイアス
  • 安全性・透明性・プライバシー
  • AIを利用する人や組織の責任
  • AI時代に必要な判断力

AIと仕事・社会の変化

AIは、文章作成、問い合わせ対応、翻訳、データ分析、画像認識など、
多くの仕事やサービスで利用されています。
定型的な作業や大量処理をAIが補助することで、仕事の進め方が変わる場合があります。

一方、AIを導入すれば人が不要になるという単純な話ではありません。
目的を決める、結果を確認する、相手や状況に応じて判断する、責任を持つなど、
人が担う役割も重要です。

AIを活用しやすい場面 人による判断が重要な場面
大量の情報を整理する どの情報を採用するか決める
文章の下書きを作る 相手や目的に合う内容か確認する
複数の候補を提示する 最終的にどの候補を選ぶか判断する
データから傾向を見つける 結果の背景や影響を考えて判断する

AI依存とは

AI依存とは、必要以上にAIへ頼り、自分で考える・調べる・確認することをしなくなっていく状態を指します。
AIを使うこと自体が問題なのではなく、AIの回答をそのまま受け入れ、
自分で判断する機会が減ってしまう使い方に注意が必要です。

AIへ頼りすぎていないか確認する

  • AIの回答を読まず、そのまま提出・公開していないか
  • 自分で考える前に、何でもAIへ答えを求めていないか
  • 重要な判断までAIの回答だけで決めていないか
  • AIの回答と自分の考えを区別できているか

AI倫理とは

AI倫理とは、AIを人や社会にとって望ましい形で利用するための考え方です。
高い性能だけを求めるのではなく、公平性、安全性、透明性、プライバシーへの配慮、
人間中心の考え方なども重要になります。

AI倫理で考える主なポイント

  • 公平性:特定の人や集団が不当に不利にならないか
  • 安全性:利用によって人や社会へ大きな被害を与えないか
  • 透明性:AIを利用していることや利用目的などが必要に応じて分かるか
  • プライバシー:個人に関する情報を適切に扱っているか
  • 人間中心:AIを人の判断や生活を支援するために活用できているか

公平性とバイアス

AIの判断に学習データなどの偏りが影響すると、特定の人や集団に不公平な結果が生じる場合があります。
採用、融資、評価など、人に大きな影響を与える場面では、
AIの結果だけで判断せず、どのようなデータや基準が影響しているかを考える必要があります。

透明性と説明責任

AIを利用していることや、どのような目的でAIを使っているかなどを、
必要に応じて関係する人へ分かるようにすることは重要です。
また、AIを利用した判断について、人や組織が「AIが決めたから分からない」で終わらせず、
自分たちの判断として適切に説明できることも求められます。

AIと責任

AIそのものが、人や組織と同じように責任を負うわけではありません。
AIの開発者、サービスの提供者、AIを業務などで利用する人・組織には、
それぞれの立場に応じて安全で適切な利用のために取り組む責任があります。

「AIが作ったから」で終わらせない

AIが作成した文章やAIによる判定を利用した場合でも、
その内容を採用・公開・利用する人や組織には、自分たちの行為として確認・判断することが求められます。

AIと学習

AIは、用語の説明、練習問題の作成、文章の整理など、学習を支援する道具として利用できます。
ただし、学校や授業、課題によってAI利用のルールは異なります。
決められたルールを守り、自分で考えることを補助する道具として利用することが大切です。

AI時代に必要な力

  • AIに何を任せ、何を自分で判断するか考える力
  • AIの回答やネット上の情報を確認する力
  • 複数の情報を比較して判断する力
  • 個人情報・著作権・利用規約などを意識する力
  • AIの回答をそのまま受け入れず、自分で考える力
  • AIを使った結果が他人や社会へ与える影響を考える力

ミニ確認問題

Q1. AI依存についての説明として、誤っているものはどれですか。

  1. AIを使うこと自体ではなく、AIへ頼りすぎて自分で考えたり確認したりしなくなる使い方に注意が必要である
  2. AIの回答を利用するときも、自分で内容を確認し判断することが大切である
  3. 学習でAIを使う場合も、学校や課題のルールを確認して利用する必要がある
  4. AIを一度でも学習や仕事に利用すると、AI依存に当たる
答えを見る

正解:4
AIを利用すること自体がAI依存なのではありません。頼り方や、自分で考え・確認・判断しているかが重要です。

Q2. AI倫理に関するA・Bの説明について、正しい組み合わせはどれですか。
A:特定の性別や年齢などによって不当に不利な判断になっていないか確認することは、公平性に関係する。
B:AIを利用していることや、その利用目的を必要に応じて分かるようにすることは、透明性に関係する。

  1. A・Bともに正しい
  2. Aは正しいが、Bは誤っている
  3. Aは誤っているが、Bは正しい
  4. A・Bともに誤っている
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正解:1
Aは公平性、Bは透明性についての説明です。

Q3. AIの利用と責任についての説明として正しいものはどれですか。

  1. AIの開発・提供・利用に関わる人や組織は、それぞれの立場に応じて安全で適切な利用のために取り組む必要がある
  2. AIが自動で生成した内容については、利用する人や組織が確認する必要はない
  3. AIサービスの利用規約に同意していれば、利用方法によって生じた問題はすべてサービス提供者の責任になる
  4. AIによる判断を利用した場合、その判断理由を関係者へ説明する必要はない
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正解:1
AIの開発者・提供者・利用者などには、それぞれの立場に応じた取組や責任があります。

用語解説

AI

人工知能。認識、分類、予測、生成など、さまざまな情報処理を行う技術の総称です。

生成AI

文章、画像、音声、動画などの内容を、利用者の指示などをもとに生成するAIです。

認識

画像、顔、音声、文字などから特徴を読み取り、何が含まれているかを捉える処理です。

分類

データの特徴をもとに、決められた種類やグループへ分ける処理です。

予測

過去のデータや現在の状況などをもとに、将来の数値や可能性を見積もる処理です。

機械学習

データから特徴や規則性を学び、認識・分類・予測などに利用する方法です。

学習データ

AIが特徴や傾向を学ぶために利用する文章、画像、音声などのデータです。

プロンプト

生成AIへ入力する指示や質問のことです。

トークン

文章生成AIなどが文章を処理するときに使う細かな単位です。

ハルシネーション

AIが事実とは異なる内容や実在しない内容を、もっともらしく生成する現象です。

バイアス

偏りのことです。学習データなどの偏りがAIの判断や回答に影響する場合があります。

音声認識

人が話した音声を認識し、文字などの情報へ変換する技術です。

一次情報

法令の原文、政府・企業の公式発表、研究の原著論文など、元の発信元にあたる情報です。

個人情報

氏名などにより特定の個人を識別できる情報や、ほかの情報との照合により個人を識別できる情報などです。

機密情報

会社・学校・団体などが、外部へ公開しないよう管理している情報です。

認証情報

パスワード、認証コード、秘密鍵、APIキーなど、サービスやシステムへのアクセスに使う重要な情報です。

著作権

文章、画像、音楽などの著作物を創作した人に認められる権利です。

利用規約

サービスを利用するときに守る条件やルールを定めたものです。著作権とは別の確認事項です。

フェイク情報

事実ではない情報や、事実を歪めるなどして誤解を与える情報です。

ディープフェイク

AIなどを利用し、本物の人物の画像・音声・動画のように見せた偽のコンテンツです。

フィッシング

偽メール・SMS・Webサイトなどを使い、IDやパスワードなどを盗もうとする手口です。

AI倫理

AIを人や社会にとって望ましい形で利用するための考え方です。

公平性

AIの判断などによって、特定の人や集団が不当に不利にならないようにする考え方です。

透明性

AIを利用していることや利用目的などが、必要に応じて分かるようにする考え方です。

説明責任

AIを利用した判断や利用方法について、人や組織が関係者へ適切に説明する責任です。

人間中心

AIを、人の生活や判断を支援し、人や社会に役立つように利用する考え方です。

AI依存

AIへ頼りすぎ、自分で考える・調べる・確認する機会が減っていく状態です。

受験前チェック

次の内容を自分の言葉で説明したり、具体例から判断したりできるか確認しましょう。

  • AIと生成AIの違いを説明できる
  • 認識・分類・予測・生成の違いを具体例から判断できる
  • 身近なAIの利用例を挙げられる
  • AIが得意なことと、人による確認が必要なことを区別できる
  • 学習データの内容や偏りがAIの出力に影響する理由を説明できる
  • 生成AIが予測しながら文章を生成する仕組みを大まかに説明できる
  • ハルシネーションとバイアスの違いを説明できる
  • AIの回答を確認するとき、発信元・日付・一次情報などを確認できる
  • 文章生成・要約・翻訳・画像生成・音声認識の利用例と注意点を説明できる
  • 目的・対象者・条件・出力形式などを含めてプロンプトを作れる
  • 個人情報・機密情報・認証情報をAIへ入力する前に確認すべきことを説明できる
  • 著作権とサービスの利用規約を別々に確認する必要性を理解している
  • フェイク情報・ディープフェイク・フィッシングの違いを説明できる
  • AI依存、公平性、透明性などAI倫理の基本的な考え方を理解している
  • AIに任せる部分と、人や組織が確認・判断する部分を区別できる

参考資料

本ページは、AI・デジタルリテラシー、個人情報、著作権、AI利用に関する公的資料等を参考に、
AIリテラシー検定の出題範囲に合わせて一般向けに整理しています。

最終更新:2026年8月8日

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