KLCオンライン検定 学習ページ
情報リテラシー検定 学習ページ
このページでは、2026年現在のインターネット・スマートフォン利用を想定し、
情報セキュリティ、アカウント管理、ネット詐欺、SNSと個人情報、
情報の見極め、著作権、安全な情報端末の利用について学習します。
情報リテラシーとは
情報リテラシーとは、インターネットやスマートフォン、パソコン、SNSなどを利用するときに、
情報を安全に扱い、内容を確認し、自分で判断して行動するための力です。
「端末を操作できること」だけを意味するものではありません。
不審なメールやWebサイトを見分ける、アカウントを守る、個人情報を安易に公開しない、
ネット上の情報が本当か確認する、他人の著作物や写真を適切に扱うといった力も含まれます。
近年は、フィッシングや偽警告だけでなく、QRコードを悪用した詐欺、
正規アカウントを乗っ取ったなりすまし、生成AIを利用した自然な詐欺文面や偽画像・偽音声などもあります。
「文章が自然」「ロゴがある」「動画がある」といった見た目だけでは判断しにくくなっています。
危険なものをすべて暗記するのではなく、
「誰から届いたのか」「どこへアクセスしようとしているのか」「何の情報を渡そうとしているのか」
「情報の根拠は何か」「公開後にどのような影響があるか」を考えて判断できることが大切です。
学習カテゴリ
1. 情報セキュリティの基礎理解
情報セキュリティは、端末・アカウント・データなどを、不正利用、漏えい、破壊、改ざん、盗難などから守るための考え方です。
会社の担当者だけでなく、スマートフォンやネットサービスを使うすべての人に関係します。
マルウェアとコンピュータウイルス
マルウェアは、利用者の情報を盗む、端末を不正に操作する、データを壊すなど、
悪意のある動作をするソフトウェアの総称です。
コンピュータウイルスは、マルウェアの一種として扱われます。
マルウェアには、目立つ画面を表示するものだけでなく、
利用者に気付かれないまま認証情報や端末内のデータを盗むものもあります。
脆弱性とアップデート
OS、ブラウザ、アプリ、ルーターなどには、後からセキュリティ上の弱点が見つかる場合があります。
このような弱点を「脆弱性」といいます。
アップデートには新機能だけでなく、脆弱性を修正する更新も含まれます。
- OS・ブラウザ・アプリを必要に応じて更新する
- 自動更新を利用している場合も、更新失敗や再起動待ちがないか確認する
- サポートが終了したOSやアプリは、修正が提供されない場合があることを理解する
- すぐに移行できない場合も、利用範囲を限定するなどリスクを下げながら移行を進める
アプリと権限
アプリを利用するときは、アプリ名や提供元だけでなく、
連絡先、位置情報、カメラ、マイク、SMSなど、どの情報や機能へのアクセスを求めているか確認します。
アプリの機能に対して必要性が分かりにくい権限は、安易に許可しないようにします。
公式のアプリマーケットを利用することは基本的な対策ですが、
掲載されているだけで安全性が保証されるわけではありません。
また、スマートフォンでは公式マーケット以外の配布経路が利用できる場合もあるため、
その場合は配布元や安全性をより慎重に確認する必要があります。
ブラウザ通知にも注意する
Webサイトから「通知を許可しますか」と表示されることがあります。
許可すると、そのサイトを閉じた後でも端末へ通知が表示される場合があります。
不要な通知を許可しないこと、見覚えのない通知が増えた場合はブラウザの通知設定も確認することが大切です。
ルーター・カメラ・スマート家電
インターネットにつながる機器は、パソコンやスマートフォンだけではありません。
Wi-Fiルーター、ネットワークカメラ、テレビ、ゲーム機、スマート家電なども攻撃対象になる場合があります。
- 共通の初期パスワードや推測されやすい管理用パスワードを変更する
- ファームウェアやソフトウェアの更新状況を確認する
- 不要な外部アクセス機能などを無効にする
- サポート状況を確認する
- ルーターでは、知らない機器が接続されていないか確認することも役立つ
ランサムウェア
ランサムウェアは、端末やサーバーのファイルを暗号化するなどして利用できない状態にし、
復旧と引き換えに金銭を要求するマルウェアです。
金銭を支払ってもデータが戻る保証はありません。
バックアップ
故障、誤操作、盗難、ランサムウェアなどに備え、大切なデータは別の保存先にも保持します。
ただコピーするだけではなく、必要なときに復元できることを確認することが重要です。
- 重要なデータを定期的にバックアップする
- 元データと同じ端末だけにコピーして終わらせない
- ランサムウェアから同時に書き換えられない保存方法も検討する
- 複数世代を残す方法も検討する
- 復元できるかを確認する
ミニテスト:情報セキュリティ
Q1. OSやアプリのアップデートについて、誤っているものはどれですか。
答えを見る
正解:4
見た目に問題がなくても、既知の脆弱性を修正するため更新が必要になる場合があります。
Q2. 懐中電灯アプリが連絡先やSMSへのアクセスを求めています。正しい考え方はどれですか。
答えを見る
正解:1
機能に必要とは思えない権限を求められた場合は、許可する前に確認します。
Q3. バックアップについて、正しいものはどれですか。
答えを見る
正解:1
バックアップは、元データと同時に失わず、必要なときに復元できることが重要です。
2. アカウント・パスワード・認証の管理
メール、SNS、ネット通販、クラウド、銀行など、多くのサービスはアカウントで利用します。
アカウントが乗っ取られると、個人情報の閲覧、なりすまし投稿、勝手な買い物、
他サービスのパスワード再設定などへ被害が広がることがあります。
パスワードは「長く・推測されにくく・使い回さない」
名前、誕生日、電話番号、よく使われる単語、連続した数字などは推測されやすい場合があります。
重要なのは、十分な長さを確保し、他人に推測されにくく、サービスごとに異なるパスワードを使うことです。
漏えいの兆候がないのに短期間で機械的に変更し続けるより、
推測されにくい固有のパスワードを管理し、漏えいが疑われる場合には速やかに変更します。
パスワード管理機能
サービスごとに異なる長いパスワードを覚えるのは困難です。
OS、ブラウザ、パスワード管理アプリなどのパスワード管理機能を利用する方法があります。
管理機能を使う場合も、端末の画面ロックや管理機能自体の保護が重要です。
多要素認証
多要素認証は、「知っているもの」「持っているもの」「身体的な特徴」など、
異なる種類の認証要素を複数組み合わせて本人確認する仕組みです。
- 知識情報:パスワード、暗証番号など
- 所持情報:スマートフォン、認証アプリ、セキュリティキーなど
- 生体情報:指紋、顔など
認証コードやログイン承認通知は、他人のために使うものではありません。
自分で開始していないログインの承認要求が来た場合は承認せず、アカウントの状態を確認します。
パスキー
パスキーは、対応サービスでパスワードを入力せずにログインできる認証方式です。
端末側の顔認証・指紋認証・PINなどで本人確認を行います。
正規のサービスと認証情報が結び付く仕組みのため、偽サイトへパスワードを入力させるタイプのフィッシングに強い特徴があります。
ただし、パスキーを利用すれば詐欺メール自体が届かなくなるわけではありません。
端末の画面ロックや紛失対策、アカウント復旧方法の確認も必要です。
メールアカウントは特に重要
多くのサービスでは、パスワード再設定や本人確認の連絡がメールへ届きます。
そのためメールアカウントを乗っ取られると、他のサービスにも被害が広がる場合があります。
ログイン通知・復旧情報
- 身に覚えのないログイン通知を無視しない
- ログイン履歴で、知らない端末や場所からのアクセスがないか確認する
- 復旧用メールアドレスや電話番号を最新に保つ
- 機種変更前に、多要素認証やパスキーの移行・復旧方法を確認する
画面ロックと紛失対策
スマートフォンやパソコンには、メール、写真、連絡先、SNS、決済アプリなど多くの情報があります。
画面ロックを設定し、短時間でも席を離れるときはロックします。
スマートフォンでは、端末を探す機能や遠隔ロック・消去などの機能も確認しておきましょう。
ミニテスト:アカウントと認証
Q1. パスワードの管理について、誤っているものはどれですか。
答えを見る
正解:4
多要素認証があっても、パスワードの使い回しは避けます。
Q2. 自分ではログインしていないのに、ログイン承認通知が表示されました。正しい対応はどれですか。
答えを見る
正解:1
自分が開始していない承認要求は不正ログインの可能性があります。
Q3. パスキーの説明として正しいものはどれですか。
答えを見る
正解:1
パスキーは、偽サイトへパスワードを入力する方式とは異なり、フィッシング対策にも役立ちます。
3. メール・SMS・ネット詐欺への対策
現在のネット詐欺は、文章や画面が不自然とは限りません。
実在する会社名、本人の氏名、正しいメールアドレス、自然な日本語などが使われる場合もあります。
「見た目」よりも、相手が何をさせようとしているのかを確認することが重要です。
フィッシング
フィッシングは、実在する企業、金融機関、通販サイト、公的機関などを装い、
偽サイトへ誘導してID、パスワード、カード情報、認証コードなどを盗もうとする手口です。
- メールやSMS内のリンクから直接ログインしない
- 公式アプリや自分で確認したブックマークからサービスを開く
- 送信者名やロゴだけで本物と判断しない
- HTTPSの鍵マークだけで正規サイトと判断しない
- 検索結果の広告枠も正規サイトとは限らない
QRコードを使ったフィッシング(クイッシング)
QRコードから偽サイトへ誘導するフィッシングは「クイッシング」と呼ばれます。
看板、チラシ、郵送物、機器などにあるQRコードでも、偽物へ貼り替えられている場合があります。
読み取った後に表示されるアクセス先や支払先が、自分の意図した正規のものか確認します。
宅配便・通販・料金請求を装うSMS
「不在のため持ち帰りました」「支払いに問題があります」「本人確認が必要です」など、
日常でありそうな内容を使って偽サイトや不正アプリへ誘導する手口があります。
実際に荷物を待っている場合でも、SMS内のリンクではなく配送会社の公式アプリなどから確認します。
添付ファイル
知人や取引先のメールアカウントが乗っ取られ、正しいメールアドレスから不正なファイルが送られる場合もあります。
「知っている相手だから」「PDFだから」といった理由だけで安全とは判断できません。
文面や送信の流れに違和感がある場合は、別の連絡手段で確認します。
偽セキュリティ警告とサポート詐欺
Web閲覧中に「ウイルス感染」「今すぐ電話してください」などと表示し、
電話、遠隔操作ソフト、サポート料金の支払いへ誘導する詐欺があります。
- 警告画面に表示された電話番号へ連絡しない
- 画面から案内された遠隔操作ソフトを入れない
- 不安な場合は、自分で調べたメーカーやサービスの公式窓口へ相談する
社長・上司・取引先になりすます詐欺
会社名や社長名を使い、「急ぎ」「秘密にして」「LINEグループを作って」
「振込先を変更して」「ギフトカードを購入して」などと依頼する詐欺があります。
正規の取引先メールアカウントそのものが乗っ取られる場合もあります。
金銭、振込先変更、認証情報など重要な依頼は、メールへの返信ではなく、
会社で決めた手順や別の連絡方法で本人確認を行います。
認証コードを聞き出す手口
「本人確認のためコードを教えて」「間違えてあなたの番号を登録した」などと言って、
SMSや認証アプリのコードを聞き出す手口があります。
認証コードは、自分自身の操作を承認するための情報です。他人へ伝えません。
被害に気付いたら
- パスワードを入力した場合:正規サイトから変更し、使い回し・ログイン履歴・多要素認証を確認する
- カード情報を入力した場合:カード会社の公式窓口へ連絡する
- 遠隔操作を許可した場合:接続を止め、端末・アカウント・支払い情報への影響を確認する
- 組織で受信した不審メール:社内ルールに従い担当者へ報告する
ミニテスト:ネット詐欺
Q1. QRコードを使って偽サイトへ誘導するフィッシングは何と呼ばれますか。
答えを見る
正解:1
QRコードのリンク先でも、アクセス先や支払先を慎重に確認します。
Q2. 「HTTPSの鍵マークがあれば正規企業のサイトと確認できる」という説明は正しいですか。
答えを見る
正解:2
鍵マークだけでは、そのサイトが意図した正規サイトかどうかまでは確認できません。
Q3. 社長名で「LINEグループを作りQRコードを返信して」とメールが来ました。普段そのような指示はありません。正しい対応はどれですか。
答えを見る
正解:1
社長や役員を装い、別サービスへ誘導した後に金銭を要求する手口も確認されています。
4. SNS・情報発信・個人情報の取り扱い
SNSは便利な情報交換の場ですが、プロフィールに書かれた内容が本当とは限らず、
投稿した情報が想定以上に広がる場合があります。
「誰に見せるか」だけでなく、「何を公開するか」を考えることが重要です。
プロフィールだけで相手を信用しない
年齢、学校、職業、写真、趣味などは利用者が自由に設定できる場合があります。
長期間やり取りしている、共通の友人がいる、顔写真が多いといったことだけで、
相手の本人確認ができたことにはなりません。
知らない相手へ個人情報を渡さない
SNSやオンラインゲームで知り合った相手から、
住所、学校名、勤務先、電話番号、顔写真などを求められても安易に渡さないようにします。
「家族には秘密にして会おう」など、周囲へ相談させないようにする誘いにも注意が必要です。
写真の背景から分かる情報
写真の位置情報を削除しても、表札、郵便物、駅名、学校、制服、建物、店名、
パソコンの画面、名札などから生活圏や個人情報を推測される場合があります。
顔だけをぼかせば十分とは限りません。
リアルタイムの行動を公開するリスク
旅行中の写真をリアルタイムで公開すると、現在地だけでなく、
自宅を留守にしていることを知られる場合があります。
公開範囲や投稿の時期を考えましょう。
非公開・消える投稿でもコピーされる
非公開アカウントや一定時間で消える投稿は、公開範囲を狭めるために役立ちます。
ただし、閲覧した人によるスクリーンショット、保存、転送、再投稿まで完全に防ぐものではありません。
他人の写真・メッセージを勝手に公開しない
自分が撮影した写真でも、写っている相手が公開を望まない場合があります。
また、自分が受信した個人的なメッセージであっても、
相手の名前、アイコン、相談内容など公開を想定していない情報が含まれることがあります。
なりすまし・アカウント乗っ取り
他人の名前や写真を使って本人のふりをする行為を「なりすまし」といいます。
一方、実際の本人のアカウントへ不正にログインして操作するのは「アカウント乗っ取り」です。
乗っ取りに気付いた場合は、アカウント復旧、認証情報の変更、ログイン履歴の確認などを行います。
誹謗中傷
匿名であっても、投稿内容について責任がなくなるわけではありません。
行動や発言に対する意見・批判と、人格を否定する侮辱や根拠のない中傷は区別して考える必要があります。
自分の情報が勝手に公開されたら
- 投稿のURL、日時、画面などを記録する
- サービスの通報・削除依頼機能を利用する
- 一人で抱えず、家族・学校・職場など信頼できる人へ相談する
- 悪質な場合は専門窓口や法律の専門家、警察などへの相談も検討する
- 相手への仕返しとして相手の個人情報を公開しない
ミニテスト:SNSと個人情報
Q1. 非公開アカウントについて、誤っているものはどれですか。
答えを見る
正解:4
非公開設定だけで、閲覧者による保存・再共有まで完全に防ぐことはできません。
Q2. 自宅写真の位置情報を削除しました。投稿前にさらに確認する理由として正しいものはどれですか。
答えを見る
正解:1
写真に含まれる目に見える情報も、生活圏や個人を推測する手がかりになります。
Q3. 自分の住所がSNSへ勝手に投稿されていました。正しい対応はどれですか。
答えを見る
正解:1
記録を残し、プラットフォームの機能や信頼できる相談先を利用します。
5. 情報の見極め・著作権・安全なネット利用
情報リテラシーでは、危険なサイトを避けるだけでなく、
情報の根拠を確認すること、画像や動画をうのみにしないこと、
他人の著作物や肖像・プライバシーへ配慮することも重要です。
検索順位・共有数は「正しさの順位」ではない
検索結果の上位、SNSの「いいね」や共有数、フォロワー数などは、
情報が事実であることを保証しません。
同じ情報が何度もコピーされているだけの場合もあります。
情報を確認するポイント
- 誰が発信した情報か
- いつ公開・更新された情報か
- 元になった資料や一次情報は何か
- 引用された発言の前後が切り取られていないか
- 独立した別の情報源でも確認できるか
- 調査や統計なら、対象者・人数・調査方法・単位・グラフの軸などはどうなっているか
古い情報を「今の出来事」として使うケース
数年前のニュースや災害写真を、現在起きている出来事として再投稿するケースがあります。
タイトルや画像だけでなく、公開日・撮影時期・対象年度も確認します。
エコーチェンバー
自分と似た意見の人や情報ばかりに囲まれることで、
同じ意見が何度も返ってきて考えが強化されやすくなる状態を「エコーチェンバー」といいます。
自分の画面に多く表示される意見が、社会全体の多数意見とは限りません。
画像・動画・音声も確認する
画像や動画には、古い素材の再利用、切り抜き、編集、生成などがあります。
AIなどで、本物の人物が実際にはしていない発言や行動をしたように見せる偽コンテンツは、
「ディープフェイク」と呼ばれます。
見た目の不自然さだけで判定するのではなく、本人・所属組織・報道機関などの元情報、
最初に公開された場所、前後の文脈などを確認します。
著作権
文章、写真、イラスト、音楽、動画、プログラムなど、
創作的に表現された著作物には著作権が認められます。
インターネットで無料で見られることと、自由にコピー・転載・加工してよいことは別です。
「フリー素材」も利用条件を確認する
無料で利用できる素材でも、商用利用、加工、クレジット表記、再配布などに条件がある場合があります。
クリエイティブ・コモンズなどのライセンスが付いている作品も、
表示された条件に従って利用します。
引用
引用は「出典を書けば自由に転載できる」という意味ではありません。
公表された著作物を、公正な慣行に合い、引用の目的上正当な範囲で利用する必要があります。
引用部分と自分の文章を区別し、必要な出所も示します。
肖像・プライバシーへの配慮
一般に「肖像権」と呼ばれるものは、みだりに自分の容貌などを撮影・公表されない人格的利益などを指して使われます。
写真を撮影した人の著作権と、写真に写っている人の肖像・プライバシーは別に考える必要があります。
フィルタリングとペアレンタルコントロール
フィルタリングは、危険・有害なサイトや年齢に適さないコンテンツへのアクセスを一定範囲で制限する仕組みです。
ペアレンタルコントロールでは、利用時間、アプリ、課金、閲覧内容などを、
子どもの年齢や発達段階に応じて管理できます。
技術的な制限だけで全てのトラブルを防げるわけではありません。
家庭でのルールづくり、子どもの成長に合わせた見直し、困ったときに相談できる関係も重要です。
情報端末との付き合い方
スマートフォンやパソコンは、連絡、学習、仕事、娯楽などに欠かせない道具です。
利用時間だけで一律に良し悪しを決めるのではなく、
睡眠、学習、仕事、運動、家族との時間など必要な活動に影響が出ていないか振り返ります。
勉強や仕事中に通知で集中が途切れる場合は、通知を切る、集中モードを使うなど、
目的に合う設定へ調整することも情報リテラシーの一部です。
ミニテスト:情報の見極めと権利
Q1. 同じ内容のSNS投稿を10件見つけました。このことから分かる内容として正しいものはどれですか。
答えを見る
正解:1
同じ情報がコピーされて拡散しているだけの場合があります。元情報を確認します。
Q2. 引用について、誤っているものはどれですか。
答えを見る
正解:4
出典を書くだけで、どのような利用も引用として認められるわけではありません。
Q3. 本物の人物が実際にはしていない発言をしているように見せたAI生成動画は、一般に何と呼ばれますか。
答えを見る
正解:1
見た目だけで本物か判断せず、元情報や出所を確認することが重要です。
用語まとめ
マルウェア
情報窃取、不正操作、破壊など悪意のある動作をするソフトウェアの総称です。
脆弱性
OS、アプリ、機器などにある、攻撃に悪用される可能性のあるセキュリティ上の弱点です。
ランサムウェア
ファイルを暗号化するなどして利用不能にし、復旧と引き換えに金銭を要求するマルウェアです。
バックアップ
故障・誤操作・攻撃などに備え、重要なデータを別の保存先にも保持することです。
多要素認証
知識・所持・生体など、異なる種類の認証要素を複数組み合わせて本人確認する仕組みです。
パスキー
対応サービスで、端末側の本人確認を利用し、パスワードを入力せずログインできる認証方式です。
フィッシング
実在する組織などを装い、偽サイト等で認証情報や金融情報を盗もうとする手口です。
クイッシング
QRコードを使って偽サイトへ誘導するフィッシングの手口です。
サポート詐欺
偽のセキュリティ警告などから電話・遠隔操作・支払いへ誘導する詐欺です。
なりすまし
他人の名前や写真などを使い、その人本人であるかのように振る舞うことです。
アカウント乗っ取り
他人のアカウントへ不正にログインし、本人のアカウントを操作することです。
個人情報
特定の個人を識別できる情報や、他の情報と容易に照合して個人を識別できる情報などです。
エコーチェンバー
似た意見に囲まれ、同じ考えが繰り返し強化されやすくなる現象です。
ディープフェイク
AIなどを使い、本物の人物の画像・音声・動画のように見せた偽コンテンツです。
著作権
文章、写真、音楽、イラストなどの著作物を保護する権利です。
引用
公表された著作物を、公正な慣行に合い、目的上正当な範囲で利用することです。必要な出所の表示も行います。
フィルタリング
危険・有害なサイトや年齢に適さないコンテンツへのアクセスを一定範囲で制限する仕組みです。
ペアレンタルコントロール
子どもの年齢や発達段階に応じて、利用時間、アプリ、課金、閲覧内容などを管理する機能や取組です。
試験前チェックリスト
端末を守る
マルウェア、脆弱性、アップデート、アプリ権限、ルーター、バックアップについて説明できますか。
アカウントを守る
パスワードの使い回し、多要素認証、パスキー、認証コード、ログイン通知について判断できますか。
詐欺を見抜く
フィッシング、クイッシング、偽警告、なりすまし依頼で、どの経路から確認すべきか判断できますか。
SNSで情報を守る
プロフィール、写真の背景、公開範囲、位置情報、なりすまし、誹謗中傷への注意点を理解していますか。
情報を見極める
発信元、日付、元資料、独立した情報源、画像・動画の出所、統計の条件を確認できますか。
権利と利用ルールを守る
著作権、引用、素材のライセンス、写真に写る人への配慮について説明できますか。
参考資料
本ページは、2026年8月時点で公開されている公的機関等の情報を参考に、
一般の利用者に必要な情報リテラシーを学びやすい形に整理しています。
- IPA|情報セキュリティ10大脅威 2026
- IPA|インターネットサービスへの不正ログインによる被害が増加中
- IPA|社長等をかたる詐欺メールに注意!
- 警察庁|フィッシング対策
- 文化庁|著作権
- こども家庭庁|青少年のインターネット利用環境に関する取組
最終更新:2026年8月8日
情報リテラシー検定を受験する
学習内容を確認したら、試験ページへ進み、
日常生活・学校・仕事で必要となる情報リテラシーの基礎知識と判断力を確認しましょう。
