KLC 検定シリーズ 学習ページ

スマホ安全利用検定
学習ガイド

このページでは、スマートフォンを安全・安心に利用するために必要な知識を学習できます。
個人情報、アカウント管理、SNSトラブル、詐欺・フィッシング、ネット情報の見極め方など、
日常生活で実際に起こりやすい場面を例にしながら確認していきます。

スマホの基本
個人情報
アカウント管理
SNSトラブル
詐欺対策
ネットリテラシー

この学習ページについて

スマートフォンは、電話やメールだけでなく、写真、動画、SNS、買い物、銀行、地図、決済、学習、仕事など、
生活の多くの場面で使われています。とても便利な一方で、個人情報の流出、アカウントの乗っ取り、
偽SMS、フィッシング詐欺、SNSトラブル、課金トラブルなど、使い方を誤ると大きな被害につながることがあります。

大切なのは、スマホを怖がって使わないことではありません。便利な機能を活用しながら、
「何に注意すればよいか」「どの場面で立ち止まるべきか」「困ったときにどう対応するか」を知っておくことです。

この学習ページでは、専門用語も必要に応じて扱います。ただし、用語を暗記するだけではなく、
実際の生活でどのように判断すればよいかを重視しています。検定では、単なる知識だけでなく、
「この場面ではどの対応が安全か」を問う問題が出題されます。

学習のポイント

スマホの安全利用では、「設定しているから絶対安全」「有名な会社名だから本物」
「友達から届いたから安心」と決めつけないことが大切です。
便利さとリスクの両方を理解し、確認しながら使う力を身につけましょう。

学習内容

第1章

スマホとインターネットの基礎

スマートフォンを安全に使うためには、まずスマホがどのような機器なのかを理解することが大切です。
スマホは単なる電話ではなく、インターネットにつながる「小さなパソコン」のようなものです。

1-1. スマホは「小さなパソコン」と考える

スマートフォンは、電話やメールだけでなく、Webサイトの閲覧、アプリの利用、写真や動画の保存、
SNS投稿、ネットショッピング、キャッシュレス決済、地図検索、クラウド保存など、多くの機能を持っています。
そのため、スマホの中には個人情報や大切なデータがたくさん入っています。

パソコンと同じようにインターネットに接続するため、不正なサイト、ウイルス、不正アプリ、偽の警告画面、
フィッシング詐欺などの危険に出会うことがあります。スマホは手軽に使える分、何気ない操作で危険なページを開いたり、
個人情報を入力したりしてしまうことがあります。

日常で起こりやすい例

インターネットを見ていたら、突然「ウイルスに感染しました」「今すぐ対策してください」と表示されることがあります。
画面が大きな警告音や点滅で不安をあおる場合もあります。しかし、これは本物の警告ではなく、
偽アプリを入れさせたり、サポート料金を請求したりするための偽警告であることがあります。

やってはいけない対応

  • 表示された電話番号にすぐ電話する
  • 画面の指示どおりにアプリを入れる
  • クレジットカード番号を入力する
  • 「今すぐ対応」と書かれているから急いで操作する

安全な対応

  • 画面を閉じる
  • 表示された番号やリンクをそのまま信用しない
  • 公式アプリや公式サイトから確認する
  • 不安な場合は家族、携帯会社、詳しい人に相談する

1-2. OSアップデートとアプリ更新

OSとは、スマートフォンを動かすための基本ソフトです。iPhoneならiOS、AndroidスマホならAndroidが代表的です。
OSやアプリには、後から安全上の弱点が見つかることがあります。この弱点をそのままにしていると、
悪意のある攻撃に利用される可能性があります。

アップデートには、新機能の追加だけでなく、セキュリティ上の問題を修正する役割があります。
「面倒だから更新しない」「通知が出ているけれど後回しにする」という状態が続くと、
危険な状態のまま使い続けることになります。

覚えておきたい用語

OS
スマホを動かすための基本ソフトです。iOSやAndroidなどがあります。
アップデート
機能の改善や安全上の問題を修正するための更新です。
脆弱性
システムやアプリにある安全上の弱点のことです。攻撃に悪用されることがあります。

1-3. アプリは原則として公式ストアから入れる

アプリは便利ですが、すべてのアプリが安全とは限りません。特に、公式ストア以外の場所からアプリを入れる場合、
不正なアプリや偽アプリを入れてしまう危険があります。

アプリを入れるときは、提供元、レビュー、ダウンロード数、更新日、求められる権限を確認することが大切です。
公式ストアにあるアプリでも、絶対に安全とは言い切れません。特に無料アプリでは、
広告表示や情報収集によって収益を得ている場合もあります。

注意したい例

「無料で使える便利なライトアプリ」を入れようとしたら、連絡先、位置情報、電話発信、SMS送信の許可を求められました。
ライトを点けるだけのアプリに、連絡先やSMS送信の権限が本当に必要なのかを考える必要があります。

1-4. Wi-Fi利用時の注意

外出先の無料Wi-Fiは便利ですが、すべてが安全とは限りません。
誰でも接続できるWi-Fiでは、通信内容を盗み見られたり、偽のWi-Fiに接続してしまったりする危険があります。

駅、カフェ、ホテル、商業施設などでWi-Fiを使う場合は、提供元を確認し、
銀行やクレジットカードの操作など重要な操作はできるだけ避けると安心です。
また、自動接続の設定によって、意図しないWi-Fiにつながることもあります。

1-5. スマホ本体のロック

スマホを紛失したり、置き忘れたりした場合、画面ロックを設定していないと、
他人に中身を見られたり、SNSや決済アプリを勝手に使われたりする危険があります。

パスコード、指紋認証、顔認証などを設定し、他人が簡単に操作できないようにしておきましょう。
ただし、誕生日や「0000」「1234」のような推測されやすい番号は避ける必要があります。

1-6. セキュリティアプリや安全サービスの活用

スマホには、ウイルス対策アプリや、携帯電話会社が提供するセキュリティサービスがあります。
これらを活用すると、不正なアプリ、危険なWebサイト、不審なWi-Fi、迷惑SMSなどへの対策に役立つ場合があります。

ただし、セキュリティアプリを入れたからといって、すべての危険を防げるわけではありません。
最後に大切なのは、利用者自身が不審な画面やメッセージを見たときに、すぐに信用せず確認することです。

1-7. 第1章の確認ポイント

  • スマホは電話ではなく、小さなパソコンとして考える
  • OSやアプリは最新の状態に保つ
  • 不審な警告画面をそのまま信じない
  • アプリは原則として公式ストアから入れる
  • アプリの提供元や権限を確認する
  • 無料Wi-Fiでは重要な操作を避ける
  • スマホ本体には画面ロックを設定する
  • セキュリティアプリだけに頼りすぎない
第2章

個人情報とアカウント管理

スマホには、氏名や住所だけでなく、写真、連絡先、位置情報、閲覧履歴、決済情報、SNSアカウントなど、
多くの個人情報が入っています。情報を守る意識が、安全利用の基本です。

2-1. 個人情報とは何か

個人情報というと、氏名、住所、電話番号、生年月日などを思い浮かべる方が多いですが、
実際にはそれだけではありません。メールアドレス、顔写真、学校名、勤務先、位置情報、SNSのID、
投稿内容、購入履歴、家族構成なども、組み合わせることで個人を特定できる場合があります。

たとえば、1つの投稿だけでは個人が分からなくても、過去の投稿、写真の背景、投稿時間、位置情報、
友人とのやりとりを組み合わせると、住んでいる地域や通っている学校、生活パターンが分かってしまうことがあります。

個人情報になり得るもの

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 顔写真
  • 学校名・勤務先
  • 位置情報
  • SNSアカウント
  • クレジットカード情報
  • 家族や友人の情報

2-2. 写真と位置情報の危険

スマホで撮影した写真には、撮影場所の位置情報が保存される場合があります。
また、位置情報が入っていなくても、写真に写り込んだ建物、看板、制服、駅名、車のナンバー、
郵便物などから場所や個人が特定されることがあります。

具体例

自宅の近くで撮った写真をSNSに投稿しました。写真には住所は書かれていませんでしたが、
背景に近所の店の看板、学校の制服、最寄り駅の名前が写っていました。
その情報を組み合わせることで、生活範囲が分かってしまう可能性があります。

2-3. パスワードの使い回しは危険

パスワードは、アカウントを守るための鍵です。しかし、同じパスワードを複数のサービスで使い回していると、
1つのサービスから情報が漏れたときに、他のサービスにも不正ログインされる危険があります。

たとえば、ある通販サイトで使っていたメールアドレスとパスワードが流出した場合、
攻撃者は同じ組み合わせでSNS、メール、銀行、決済サービスなどにもログインを試みることがあります。
これを「パスワードリスト攻撃」と呼びます。

避けたいパスワード管理

  • 名前や誕生日を使う
  • 「password123」のような単純なものを使う
  • 短すぎるパスワードを使う
  • すべてのサービスで同じパスワードを使う
  • スマホケースや机にパスワードを書いた紙を入れておく

安全性を高める方法

  • サービスごとに違うパスワードを使う
  • 長く、推測されにくいものにする
  • パスワード管理機能を活用する
  • 二段階認証を設定する
  • ログイン通知を確認する

2-4. 二段階認証・二要素認証

二段階認証とは、パスワードに加えて、SMS認証コード、認証アプリ、生体認証などを使って本人確認を行う仕組みです。
パスワードが知られてしまっても、追加の確認があるため、不正ログインを防ぎやすくなります。

ただし、SMSで届く認証コードを他人に教えてしまうと、二段階認証の意味がなくなります。
「本人確認のためにコードを教えてください」と言われても、認証コードを他人に伝えてはいけません。

重要

家族、友人、銀行、携帯会社、サポート担当を名乗る相手であっても、
パスワードや認証コードを聞かれたら安易に教えないようにしましょう。

2-5. アプリの権限を確認する

アプリは、スマホの中の機能や情報にアクセスするために「権限」を求めることがあります。
たとえば、地図アプリなら位置情報、カメラアプリならカメラ、通話アプリならマイクの権限が必要です。

しかし、アプリの目的に対して不自然な権限を求められた場合は注意が必要です。
懐中電灯アプリが連絡先やSMS送信の権限を求める、簡単なゲームアプリが位置情報や電話帳へのアクセスを求めるなど、
必要性が分からない場合は、インストールをやめる判断も大切です。

2-6. アカウント乗っ取りに注意する

アカウント乗っ取りとは、他人が自分のSNS、メール、通販サイト、決済サービスなどに不正にログインし、
勝手に操作することです。乗っ取られると、勝手にメッセージを送られる、買い物をされる、
友人に詐欺メッセージを送られる、登録情報を変更されるなどの被害が起こることがあります。

知らないログイン通知が届いた場合、身に覚えのない投稿やメッセージがある場合、
パスワード変更通知が来た場合は、早めに対応しましょう。パスワード変更、ログイン中の端末確認、
二段階認証の設定、公式サポートへの連絡が必要になることがあります。

2-7. 第2章の確認ポイント

  • 個人情報は氏名や住所だけではない
  • 写真の背景や位置情報から個人が特定されることがある
  • パスワードの使い回しは危険
  • 二段階認証を設定すると安全性が高まる
  • 認証コードを他人に教えない
  • アプリの権限が目的に合っているか確認する
  • 不審なログイン通知や操作履歴を確認する
第3章

SNS・ネットコミュニケーション

SNSやメッセージアプリは、人とつながる便利な道具です。しかし、投稿内容や使い方によっては、
個人情報の流出、誹謗中傷、炎上、なりすまし、トラブルにつながることがあります。

3-1. 投稿は完全には消せないことがある

SNSに投稿した文章、写真、動画は、自分で削除しても完全に消えるとは限りません。
他の人がスクリーンショットを保存していたり、別のサイトに転載していたりすることがあります。
一時的な気持ちで投稿した内容が、後から大きな問題になることもあります。

具体例

友達への不満をSNSに投稿したところ、本人に見られて関係が悪くなりました。
投稿を削除しても、すでにスクリーンショットが共有されていて、学校や職場でトラブルになってしまいました。

3-2. 公開範囲を確認する

SNSには、全体公開、友達のみ、フォロワーのみ、非公開などの公開範囲があります。
しかし、設定を確認しないまま投稿すると、思っていたより多くの人に見られることがあります。

また、「友達だけに公開」しているつもりでも、その友達が内容を他の人に見せたり、
スクリーンショットを共有したりする可能性があります。
公開範囲の設定は大切ですが、設定だけで完全に守れるわけではありません。

3-3. 他人の写真や動画を勝手に投稿しない

友達や家族が写っている写真を投稿する場合は、本人に確認することが大切です。
自分にとっては楽しい思い出でも、相手にとっては公開されたくない写真かもしれません。

特に、子どもの写真、学校や職場が分かる写真、住所や生活範囲が分かる写真は注意が必要です。
写っている人だけでなく、背景に写り込んだ情報にも気をつけましょう。

トラブルになりやすい投稿

  • 本人に無断で写真を投稿する
  • 学校名や職場名が分かる写真を載せる
  • 友達の失敗や秘密を面白がって投稿する
  • 位置情報付きで自宅や旅行先を投稿する

投稿前に確認すること

  • 本人に投稿してよいか確認したか
  • 場所や個人が特定されないか
  • 公開範囲は適切か
  • 後から見られて困る内容ではないか

3-4. 誹謗中傷と批判の違い

ネット上では、意見や感想を投稿することができます。しかし、相手を傷つける言葉、人格を否定する言葉、
根拠のない悪口、個人情報のさらし行為などは、誹謗中傷にあたる可能性があります。

「自分は本当のことを書いただけ」「みんなも言っている」「匿名だから大丈夫」と思っていても、
投稿内容によっては法的責任を問われることがあります。匿名の投稿でも、発信者が特定される場合があります。

判断の目安

批判
行動や内容に対して、理由を示して意見を述べること。
誹謗中傷
相手の人格を否定したり、根拠なく攻撃したり、社会的評価を下げるような投稿をすること。

3-5. なりすましとデマ情報

SNSでは、有名人、企業、友人、家族などになりすましたアカウントが作られることがあります。
本人らしい名前や写真を使っていても、本物とは限りません。

また、災害や事件、キャンペーン情報などを装ったデマが拡散されることもあります。
「拡散希望」「今すぐ知らせて」「限定」「無料」などの言葉があっても、
すぐに信じたり拡散したりしないことが大切です。

3-6. 未成年の利用とフィルタリング

子どもがスマホを使う場合は、保護者が利用ルールを一緒に決めることが重要です。
利用時間、アプリの利用範囲、課金の可否、SNSの利用、知らない人とのやりとり、
写真投稿のルールなどを確認しておきましょう。

フィルタリングは、有害サイトや危険なコンテンツへのアクセスを制限する仕組みです。
ただし、設定しただけで完全に安全になるわけではありません。保護者と子どもが話し合い、
困ったときに相談できる関係を作ることも大切です。

3-7. 第3章の確認ポイント

  • SNS投稿は完全には消せないことがある
  • 公開範囲を確認しても、情報が広がる可能性はある
  • 他人の写真や個人情報を勝手に投稿しない
  • 匿名でも責任がなくなるわけではない
  • なりすましアカウントやデマ情報に注意する
  • 子どものスマホ利用にはルールとフィルタリングが必要
第4章

詐欺・フィッシング・危険対策

スマホには、SMS、メール、SNS、広告、検索結果、QRコードなど、さまざまな経路から詐欺が入り込んできます。
本物そっくりの画面や、急がせる文言にだまされない判断力が必要です。

4-1. フィッシング詐欺とは

フィッシング詐欺とは、銀行、クレジットカード会社、通販サイト、宅配業者、携帯会社、行政機関などを装い、
偽サイトに誘導してID、パスワード、クレジットカード番号、認証コードなどを入力させる手口です。

偽サイトは本物そっくりに作られていることがあります。ロゴやデザインだけで本物と判断するのは危険です。
URLが少しだけ違う、文章に不自然な点がある、必要以上に急がせる、個人情報の入力を求める場合は注意が必要です。

偽SMSの例

「【重要】お客様の口座を一時停止しました。本人確認を行ってください」
「お荷物をお届けしましたが不在のため持ち帰りました。下記URLからご確認ください」
「クレジットカードの利用確認が必要です。24時間以内に手続きしてください」

このようなメッセージは、本物の会社を装った偽SMSの可能性があります。

4-2. SMSやメールのリンクをすぐ開かない

SMSやメールに書かれたリンクからログイン画面を開くと、偽サイトに誘導されることがあります。
特に、銀行、通販、クレジットカード、宅配、携帯会社を名乗るメッセージには注意が必要です。

確認が必要な場合は、メッセージ内のリンクを使わず、公式アプリ、ブックマーク、検索して確認した公式サイトからアクセスしましょう。
ただし、検索結果にも広告として偽サイトが表示される場合があるため、公式サイトかどうかをよく確認する必要があります。

危険な行動

  • SMSのリンクをすぐタップする
  • 開いたページでIDとパスワードを入力する
  • 認証コードを入力する
  • カード番号や暗証番号を入力する
  • 不安になって表示された番号に電話する

安全な行動

  • 公式アプリから確認する
  • ブックマークした公式サイトから開く
  • 送信元だけで信用しない
  • 急がせる文言に注意する
  • 不安なら公式窓口に確認する

4-3. 偽警告・サポート詐欺

Webサイトを見ていると、突然「ウイルスに感染しました」「個人情報が流出しています」
「今すぐサポートに電話してください」といった画面が表示されることがあります。
これは、利用者を不安にさせて電話をかけさせたり、有料サポート契約をさせたり、
不正なアプリを入れさせたりする詐欺の可能性があります。

本物の警告のように見えても、画面の指示に従ってはいけません。
スマホの公式な警告か、Webページ上に表示された広告や偽画面なのかを見分けることが大切です。

4-4. QRコード詐欺

QRコードは、URLを簡単に開ける便利な仕組みです。しかし、見た目だけではどのサイトにつながるか分かりません。
ポスター、チラシ、店頭POP、メール、SNS、偽の案内などにあるQRコードから、偽サイトへ誘導される可能性があります。

QRコードを読み取った後は、表示されたURLやページ内容を確認しましょう。
特に、ログイン情報、クレジットカード情報、個人情報の入力を求められる場合は注意が必要です。

4-5. 架空請求・ワンクリック請求

Webサイトを見ていると、突然「登録が完了しました」「料金を支払ってください」
「支払わないと法的手続きに移ります」と表示されることがあります。
これは架空請求やワンクリック請求の可能性があります。

画面に利用者の端末情報やIPアドレスのようなものが表示されることがありますが、
それだけで個人が完全に特定されているとは限りません。不安になって連絡すると、
かえって電話番号や名前などを相手に教えてしまうことがあります。

焦らないことが大切です

「今すぐ」「本日中」「法的措置」「アカウント停止」「未払い」など、
不安をあおる言葉があるときほど、落ち着いて確認しましょう。

4-6. 第4章の確認ポイント

  • フィッシング詐欺は本物そっくりの偽サイトに誘導する
  • SMSやメールのリンクから安易にログインしない
  • 宅配、銀行、通販、カード会社を装う偽通知に注意する
  • 突然の警告画面やサポート案内を信用しすぎない
  • QRコードの先が安全とは限らない
  • 架空請求画面が出ても慌てて連絡しない
第5章

安全利用とネットリテラシー

スマホを安全に使うには、設定やセキュリティ対策だけでなく、情報を見極める力、使いすぎを防ぐ意識、
トラブル時に相談する判断力も必要です。

5-1. ネットの情報を鵜呑みにしない

インターネット上には、正しい情報もあれば、誤った情報、古い情報、誇張された情報、広告目的の情報、
悪意のある情報もあります。検索結果の上に出てきたから正しい、SNSで多く拡散されているから正しい、
有名人の画像が使われているから正しい、とは限りません。

情報を見るときは、発信元、日付、根拠、他の情報源との一致を確認することが大切です。
特に、健康、お金、災害、事件、投資、法律、行政手続きに関する情報は、公式情報や信頼できる情報源を確認しましょう。

拡散前に考える例

SNSで「〇〇地域で大きな事件が発生。危険なので今すぐ拡散してください」という投稿を見ました。
不安になってすぐに拡散したくなるかもしれませんが、内容が事実とは限りません。
公式発表や信頼できるニュース、自治体や警察の情報を確認してから判断することが大切です。

5-2. フェイク画像・AI生成画像・動画への注意

最近は、AIを使って本物のような画像、動画、音声、文章を作ることができます。
実在する人物が話しているように見える動画や、実際には起きていない出来事の写真が作られることもあります。

画像や動画は説得力がありますが、「見たから本当」とは限りません。
不自然な部分がないか、発信元は信頼できるか、他の情報源でも確認できるかを考える必要があります。

5-3. スマホ依存と使いすぎ

スマホは便利ですが、使いすぎると睡眠不足、集中力の低下、学習や仕事への影響、人間関係のトラブルにつながることがあります。
特に、動画、SNS、ゲーム、ショート動画は、長時間使い続けやすい仕組みになっています。

利用時間の確認機能、アプリの使用時間制限、通知の整理、寝る前はスマホを見ないルールなどを活用すると、
使いすぎを防ぎやすくなります。

5-4. 課金トラブル

ゲームやアプリでは、アイテム購入、ガチャ、サブスクリプション、追加機能の購入など、
気づかないうちにお金がかかる場合があります。
無料アプリでも、アプリ内課金がある場合は注意が必要です。

子どもが利用する場合は、保護者の承認なしに課金できない設定にする、支払い方法を登録したままにしない、
課金のルールを決めるなどの対策が必要です。

5-5. トラブルが起きたときの対応

スマホでトラブルが起きたとき、恥ずかしいから、怒られそうだから、面倒だからといって放置すると、
被害が大きくなることがあります。詐欺かもしれない、個人情報を入力してしまった、
アカウントを乗っ取られたかもしれない、身に覚えのない請求が来た、SNSでトラブルになった場合は、
早めに相談することが大切です。

相談先の例

  • 家族や保護者
  • 学校や職場の担当者
  • 携帯電話会社の窓口
  • クレジットカード会社や銀行の公式窓口
  • 消費生活センター
  • 警察相談窓口
  • サービスの公式サポート

5-6. 第5章の確認ポイント

  • ネット情報は発信元、日付、根拠を確認する
  • 画像や動画があるから本物とは限らない
  • AI生成画像やフェイク動画に注意する
  • スマホの使いすぎは生活に影響することがある
  • 無料アプリでも課金が発生する場合がある
  • トラブル時は一人で判断せず早めに相談する

検定問題として出題しやすいテーマ

この学習ページの内容から、各カテゴリ30問程度の問題を作成できます。
問題では、単なる用語の意味だけでなく、実際の場面でどの対応が適切かを問います。

カテゴリ1

  • スマホは小さなパソコンである
  • OS更新の目的
  • 公式ストアの利用
  • 偽警告への対応
  • 無料Wi-Fiの注意点
  • スマホ本体のロック

カテゴリ2

  • 個人情報の範囲
  • 写真の位置情報
  • パスワードの使い回し
  • 二段階認証
  • 認証コードの扱い
  • アプリ権限

カテゴリ3

  • SNS投稿の削除と拡散
  • 公開範囲
  • 無断投稿
  • 誹謗中傷
  • なりすまし
  • 未成年とフィルタリング

カテゴリ4

  • フィッシング詐欺
  • 偽SMS
  • 偽サイト
  • QRコード詐欺
  • サポート詐欺
  • 架空請求

カテゴリ5

  • フェイク情報
  • AI生成画像・動画
  • 情報の発信元確認
  • スマホ依存
  • 課金トラブル
  • 相談・報告

参考文献・参考リンク

本学習ページは、スマートフォンやインターネットの安全利用に関する公的機関等の情報を参考に作成しています。
最新情報や詳しい内容は、以下のリンク先もあわせてご確認ください。

政府広報オンライン

スマートフォンを安心・安全に使うための情報セキュリティ対策について、
OSやアプリの更新、不審なメールやリンクへの注意、公式ストア以外からのアプリインストールを避けることなどが紹介されています。


スマートフォンを安心・安全に使うために 情報セキュリティ対策をしましょう

警視庁

スマートフォンはパソコンに電話機能が付いたものとして考え、セキュリティ対策が必要であること、
アプリのアクセス許可、GPS機能、フィルタリング、不当請求画面などへの注意点が紹介されています。


スマートフォンを利用している方へ

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

情報セキュリティ対策の基本として、重要な情報を理解して守ること、OSやアプリの更新、
ウイルス対策、パスワード管理、メールやSNS利用時の注意などが解説されています。


情報セキュリティ対策のしおり

IPA 初めての情報セキュリティ対策のしおり

情報セキュリティは技術的な対策だけでなく、利用者自身がルールを理解し、
重要な情報を守る意識を持つことが大切であると説明されています。
また、パスワード、電子メール、SNSでの不用意な投稿、守秘義務など、日常の行動に関する注意点も扱われています。


IPA 情報セキュリティ対策のしおり

IPA 情報漏えい対策のしおり

情報を許可なく持ち出さない、放置しない、廃棄しない、IDやパスワードを貸し借りしない、
情報漏えいを起こしたときは自分で判断せずまず報告する、といった基本的な考え方が整理されています。


IPA 情報漏えい対策のしおり

学習が終わったら、検定に挑戦しましょう

スマホ安全利用検定では、スマートフォンやインターネットを安全に利用するための知識と判断力を確認します。
学習内容を確認したうえで、日常生活でどのように判断すればよいかを意識して受験してください。